今回はEURUSD1時間足を使ったEAで、シグナルはドンチャンを使用します。
長期的な売り優勢を生かして、ドンチャンをカウンターシグナルとして使い、売りのみのポジションを持つEAになります。
指定期間の高値を更新した次の足で売りポジションを持ちます。
パラメータは以下になります。
シグナルと経過足数の設定
ウォークフォワード期間ごとのシグナルと経過足数の設定
- 2014.5.28~ ドンチャン期間:20、経過足数:26
- 2015.5.28~ ドンチャン期間:20、経過足数:26
- 2016.5.28~ ドンチャン期間:60、経過足数:30
- 2017.5.28~ ドンチャン期間:60、経過足数:30
- 2018.5.28~ ドンチャン期間:60、経過足数:30
選定ポイントは取引回数、損益/ドローダウン比率としています。
シグナル以外の最適化
損切りの設定
- ATRによるストップ:ATR期間40、ATR倍率1.5
利食いの設定
- トレーリングストップ:トレーリングストップ幅40、最低利益20
フィルターの設定
- ATRによる上限フィルター:ATR期間60、ATR/価格パーセント0.6
- ATRによる下限フィルター:ATR期間60、ATR/価格パーセント0.1
上記のパラメータを使った資産曲線は以下になります。

ウォークフォワード期間は2913回目以降になります。
資産11710のあたりまで落ちている部分は2015年のシグナルですがうまくいっていないようです。そのため、2016年では選択されるシグナルパラメータが変わりました。
総合的に見ると、取引回数は3800回以上となっていて、再現性は高いことが推測できます。
資産曲線の凹みが大きめな点はマイナスポイントですが、取引回数をこなすことで挽回できており、積み上げていくタイプのEAになります。
また前回作成したEURUSD1時間足 ボリンジャーバンド2シグマEAとは相関が高めです。
MT4 EURUSD1時間足EA ボリンジャーバンド2シグマ
そのため同時に運用するときは取引がオーバーラップすることが多数ありますので枚数調整をしたり、運用は1つにするなどした方が良いです。
相関はなるべく低い方が良いのですが、前回と今回作成したEAは根本的には同じ戦略になっていますので、どうしても高めになります。
他の通貨ペアの短期EAを作成が終わってからのポートフォリオ作成時に、相関については改めて確認をすることにします。